CPUのクロック数と動作速度(2008年6月14日)
数年前までは、CPUのクロック数がどんどん上がっていき、それに伴いどんどん性能が良くなっていくというイメージだった。しかし、最近のCPUはなんだか素人には分かりづらい。。自分自身いまいちピンとこなかったのですが、『Googleを支える技術』という本を読んで消費電力の観点からそんな話をしており、イメージがわいた。
ちょっと前は、Pentium 4 3.8GHz といった CPU周波数をどんどん高めたモデルが出ていたが、最近は Core 2 Quad 2.83GHz といった 前より周波数の低いモデルが販売されている。では、性能が悪いのかというと、そんなことはなさそうだ。多分。。ではその裏側で、どんな理屈が隠されているのか・・・
どうも、Pentium 4 までは効率を無視してでも処理性能を追求していたようですが、消費電力が無視できない状況まで到達した。
http://www.itmedia.co.jp/news/0104/18/idf_keynote3.html
そこで、マルチコア(1つのCPUパッケージの中に複数のCPUコアを入れる)化することで、性能向上と、消費電力の削減の2つを同時に行おうとしているみたい。
http://www.intel.co.jp/jp/business/japan/event/IDF_2006/index.htm
バランスが大事だと。そんな話になっている。でも、実際は効率良くマルチスレッド化されたプログラムならマルチコアで性能を最大限に発揮できるが、通常使用しているデスクトッププログラムなどの場合はそんなに動作速度に向上はないような気がする。
この先、CPUの性能をバランスと効率で追求していくのなら、それに伴うプログラミングという技術が必要になってくるのかも知れない。